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読了:湖底のまつり, 泡坂妻夫 [読書日記]

* 湖底のまつり, 泡坂妻夫, 東京創元社, 9784488402136

巨匠・泡坂の長編ミステリー作品である。1970年代の発表。

泡坂作品は「亜愛一郎」シリーズも含めて8作目の読了になるのだが、読み終わって・・・いやーこれは面白い。
綾辻行人も解説へ書いているが、この作品は、あらすじとか解説とか口コミとか、一切見ないようにして読了すべきな気がする。それもあって内容に触れるのがかなり憚られる状況。

全体を4章に分け、章ごとに視点というか語り手が変わる。それ自体は特異な手法というわけではないと思うが、章ごとに読み進めていくにつれミステリーの読者としては何だか頭がクラクラしてくる。ものがたりの進む方向に予測が付きそうでつかない、謎がふわふわと手の中でつかみきれない、ページを繰る手が自然と早くなっていくのを止められない、そんな作品だ。

書かれた時代背景もあると思うが、本作には混みあった電車の中で読むのは気恥ずかしい(もしくは子供が読むのはちょっとどうかと思える)描写がある。泡坂作品ってこういうノリだっけ?とやや困惑しながら読み進めたわけですが、いやいやしかし。

ぜひ楽しみましょう。

湖底のまつり (創元推理文庫)


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