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読了:神の値段, 一色さゆり [読書日記]

* 神の値段, 一色さゆり, 宝島社, 9784800264893

現代美術業界が舞台のミステリ、というより殆どサスペンス小説である。第14回「このミス」大賞受賞。

いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの覆面・現代芸術家、その作品を専門に扱う画廊、その画廊のやり手の女性経営者が謎の死を遂げるところから物語が転がり出す。語り手は画廊で働く女性アシスタント。美術界、とくに現代美術の業界の色々なトピックス(というより特異な慣習か?)をとりまぜながら、なかなかテンポよくストーリーは進んでいく。そして最後にえええぇっというどんでん返しが読者を待っているのだ。

読了して、確かにどんでん返しの部分もあって、ミステリ的な要素もなくはないのだが、やはりこれは美術業界サスペンス小説であろう。
現代美術業界というどうやら世間の常識から相当はずれている世界の内実をネタにしつつ、やたらめったら高額な取引のシーンや業界用語の多用で読者をけむに巻き、そしてジェットコースター的なストーリーが展開される。読者は話の流れに身を任せましょうという趣向。
そうですね、舞台もいろいろで、派手な画も色々つくれそうなので、映画の原作などによさそうです。

個人的にはどんでん返しのシーンは、ちょっといろいろ気になった。特に、それまで警察が○○からの○○のせいで○○できない状況で・・・という前提が語られていたにも関わらず、こんな根拠で令状は出ないでしょう?

神の値段 (宝島社文庫)


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