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読了:データはウソをつく―科学的な社会調査の方法, 谷岡一郎 [読書日記]

* データはウソをつく―科学的な社会調査の方法, 谷岡一郎, 筑摩書房, 9784480687593

統計調査のあれやこれやを一刀両断にする快作。
この人の著作を手に取るのは2冊目。

前作「「社会調査」のウソ」は、マスコミ、政治家、行政当局、社会活動家へ、実名を挙げての結構過激な物言いが列挙されているものであったが、本作は、それらを下敷きにしつつ、もう少し丸めて書いてあるということのようだ。書籍の目的が、警鐘を鳴らすというよりは、学生・生徒向けに正しい方法論を示そうというところにあるように読める。

そうはいっても筆の鋭さはそのままで、読んでいて楽しい。
統計値を恣意的に捻じ曲げて解釈しようとする者、あやしげなアンケートをもとに怪しげな結論を導くやから、などなどをばっちりとやり玉に挙げ、どこが適正でないのか、どうすれば適正な(こういう突込みを受けないですむような)統計調査ができるのか、をいちいち具体的な事例(このあたりが類書とは一線を画すところか)をあげながらわかりやすくこれを説く。

情報リテラシーに関しては、いまどきは中学高校でも授業の一環として行われているようなので、リテラシの低いへたな大人より学生生徒のほうが間違ったことをしでかす可能性は低いのかもしれない。そうはいっても、今もこのような手引書は有用に思う。少なくとも社会や他者に何か物申すつもりの者は、え~統計って何?なんていうのは許されないのではないか。

データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書)


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