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読了:ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)), 大崎梢 [読書日記]

* ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)), 大崎梢, 東京創元社, 9784488487065

大崎梢の書店員探偵シリーズの第四弾。
現役の書店員である女流名探偵コンビが活躍する成風堂シリーズと、同著者の別シリーズとして展開されていた出版社営業マン「ひつじ」君シリーズとがついに合体!という構成。なかなか面白い趣向である。

冒頭、「書店大賞」なる(なんだか聞いたことある気がしますね。笑)年次の一大イベントにしのびよる暗雲が提示され、登場人物たちは問題を回避するためにそれぞれの立場で奮闘するのだが・・・といったストーリ。例によって大規模な犯罪やら血なまぐさい事件は起きないので、そのあたりは心配しなくてよい。

本作は、タイムリミットを切った事件設定になっているのもあって、ややサスペンス調。このあたりは著者も狙っているところのなのかもしれないが、そのせいか、個人的には、これまでの作品に比べてあまり落ち着いて読める感じがしなかった。それから、謎の解決に至るあれこれがだいぶ場当たり的というかご都合主義だったりするのが(しかたないところもあるが、特に結末近くで)読んでいてだいぶ気になって仕方なかったのが、全体としてマイナス印象。
一方で、もともとどちらのシリーズも、書店もしくは出版社の内情に通じた著者ならではの臨場感がウリであるところもあり、舞台裏的な描写の細かさは本作も同じ。自分は一介の読者であって業界関係者ではないので、あーあるある!のような感情移入はできないのだが、そのあたりが楽しく読み進めるスパイスなのは変わりないようではありました。

ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (創元推理文庫)


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