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読了:それでも、日本人は「戦争」を選んだ, 加藤陽子 [読書日記]

* それでも、日本人は「戦争」を選んだ, 加藤陽子, 新潮社, 9784101204963

日本近代史の講義、である。帯紙には「日清日露から敗戦まで。なぜ人々は繰り返し戦争に熱狂したのか?」。
この売り文句で、日本人の国民性が・・・といった切り口かと思って読んだのだが、少し違ったようだ。
中学高校で近代史は年度末時間切れでパパッとすませられていた(ような気がする)せいか、自分の覚えている基本的知識が薄いのがまず一つ問題なのだが、その上でもこれはちょっと色々と考えさせられた。

まず構成が講義録というか、話し言葉の録音からテキスト化したような様子。最初はどうも読みづらいなぁと思っていたのだが、慣れてしまうと案外すっと頭に入ってくる形のようであった。
(ちなみに講義相手は神奈川県の名門進学校である栄光学園高校の歴史クラブの面々である。時々彼らが質問を飛ばしたり、問いかけに回答したりするのだが・・・すみません近代史は極端に弱くてついていけません・・・。)

で、読み終えての感想ですが、、、
タイトルにある「日本人は・・・」というよりは、「日本の指導層?天皇?政府や国会?軍部?はたまた日本という存在自体?は・・・」という話になっているようである。自らまいた種も含め、その時点で外交やらいろいろあった上で、もうどうしようもなくてそっちの道を選ばざるを得なくなった、という様子が講義の中で明らかにされていく。日本に限らずどこの国家 or 集団でも、戦争終結後にやらざるをえない後始末、それが結局後を引き・・・というくだりは、そうであることは分かってはいるもののかなり無力感に襲われる。

よく「過去から学べ」なんて言いますが、そんな簡単に学んでなんとかなるものでもないような、暗澹たる気分にもなります。しかしそうはいっても学ばなければなにも進まないのも事実。果たして人類は、この自分自身の持つ障壁をいつかは克服できるものなのでしょうか???

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)


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